どんな状態であっても家にいたい、今の生活を少しでも良くしたい、そういう願いをかなえることが在宅医療です。
体重が減ったり転びやすくなっていませんか?
神経難病では日常生活のちょっとした変化が重要な症状に変わっていくことが希ではありません。神経難病は何が起こるか分からない、そういう声を良く耳にします。兆しは日常生活の中にあるのです。不便なまま生活することは病状の進行を早めます。通院できていても、将来は入院や施設を考えていても、今の負担や不安に対してできることが沢山あります。
また進行してしまって寝たきりになったとしても、できることは沢山あります。在宅医療はカニューレや胃ろうの交換のためにあるのではありません。人工呼吸器の設定、10年先を考えたリハビリテーション、介護負担を減らす工夫などを通して、生活の質の向上をお手伝いします。
筋萎縮性側索硬化症やパーキンソン病などで在宅療養を希望される方。人工呼吸器を装着していても大丈夫です。
がんと診断されて在宅療養をされている方に対し、痛みだけでなく、不安や生活のしづらさなどを取るお手伝いをします。末期癌ではなくても手術の後の食欲低下、不眠、日常生活の不安のほか、全人的な苦痛(単に病気の苦痛だけでなく、社会的・精神的な苦痛などを含めた苦痛)に対して在宅医療は効果があります。
末期癌となればなおさらです。痛みや苦痛を全人的にとらえて治療します。取れない痛みは無い、そう考えて在宅医療を提供しています。しかし緩和だけが仕事ではありません。「病院でできることはもうありません」そんな患者さんでも、在宅ではできることが沢山あります。
在宅医療を「看取りの医療」と言う人がありますが、それは違います。どんな状況であっても、家族と共に精一杯幸せに生きることのお手伝い、それが在宅医療なのです。私たちは在宅医療を通して患者さんに寄り添い、共に生きるのです。
重度の病気や障害があるお子さんの医療的支援を行います。通常は大学や基幹病院の医師と連携して、在宅医療を提供します。医療の進歩で救える命が増えました。われわれはその命の成長のお手伝いをします。人工呼吸器や気管切開、痰の吸引、介護負担で家族の生活をも損なってしまう。しかし、どんな状況であっても子供は成長し豊かになるのです。むしろ、子供だからこそそうなのかもしれません。栄養や水分、きれいな空気、そんな当たり前の環境を整えること、介護負担を減らすこと、私たちはケア児とケア児を含んだ家族の生活を大切にします。
興奮や徘徊、失禁など、大切な家族の変わってしまった姿を見るのは、つらいと同時になんとも言えない気持ちになってしまうものです。また介護負担も大きく、無力感だけがつきまといます。しかし認知症の人は自分の症状をうまく現せません。そのような問題行動の背景には原因があることが多いのです。その方が生活しやすい環境を整えること、そして元気だった頃に思いをはせ、また変わらないその人の気持ちにより添うことで豊かな生活を取り戻すことが可能です。当院では神経内科専門医の立場から治療を行い、また認知症ケア専門士の立場から療養環境を整え、そして心優しいスタッフが対応いたします。
認知症においても早期から関わり環境を整えることで、進行を遅らせ、進行後も問題行動を最小限に抑えることが可能です。
障がいを持って自宅療養され、自宅での生活に不便を感じている方に。
また何らかの病気で家族介護を行っていて、負担に感じている方。
問題を抱え込まずに、一度相談においでください。その人の抱える問題はさまざまですが、何らかの解決策があると思っています。相談だけでも大丈夫です。
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0883-22-1311住所 | 〒776-0014徳島県吉野川市鴨島町知恵島720-7 |
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診療科目 | 内科・脳神経内科・緩和・摂食嚥下リハビリテーション |
※ 神経難病や認知症、摂食・嚥下障害の患者さんで、訪問予約希望の方はお電話ください。
※ 一般診療の予約は必要ありません。
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